よこやま珈琲

自慢のコーヒーは焙煎した日のコーヒー豆のみ販売!
だから超新鮮!

【コーヒー豆知識】高品質コーヒーの必須条件とは?

良いコーヒー豆の条件は先にご紹介した通りですが、ではどんなコーヒーが『高品質』なんでしょうか。
今回はその目安をご紹介します。

ポイント その1:酸味

一つ目のポイントは『酸味』
すっぱさ、と言うとマイナスイメージですが、舌や後味に嫌に残る酸っぱさとは別次元の「綺麗・爽やか・甘酸っぱい」と表現できる酸味です。

皆さんの好きな果物を思い浮かべて下さい。
苺・みかん・オレンジ・ぶどう・グレープフルーツ・りんご・桃・キウイ・マンゴー・パパイヤ などなど…

美味しく感じた時は『甘酸っぱい』ですよね?
逆に美味しくなかった時は口をすぼめるくらい『酸っぱく』ありませんか?コーヒーも同じです。

この酸味の区別だけが【高品質コーヒーの必須条件】ではありませんが、一つの条件ではあります。

酸味というだけで敬遠される方がほとんどですが、たまにはこういう観点で味わってみるのも面白いですよ。

ポイント その2:癖(くせ)

二つ目のポイントは『癖(くせ)』
癖といっても悪い意味ではなく『良い個性』という意味の『癖(くせ)』です。

ワインやお酒、焼酎等に置き換えて頂くと解りやすいと思いますが、安価な物ほど飲みやすく、
高価な物ほど『癖(個性)』を感じます。

一つ目のポイントでお話した綺麗な酸味(=甘酸っぱさ)と不快な酸っぱさ。
今回の『良い個性』と嫌味な癖。

慣れるまで判断が難しいですが、まずは…
お店が勧める「これ良いですよぉ!」という豆を飲み続けてみて下さい。
そして数ヵ月後、ふと、スタンダード品に変えて飲んでみて下さい。
「なるほどなぁ~そういうことか」って舌が気付くはずです。

ただし、ある意味、一番判断が難しい部分は…信頼できるお店選び。
本当に良い物を勧めてくれている店なのか?
高価なもの・店側が売りたいものを勧めてくる店なのか?

それが一番難しいかもしれません。

ちょっと豆知識 美味しいコクって?

「コクと苦味は違うんですか?」とお客様からよく聞かれます。
答えは「違います」
コクは浅煎り深煎りとは別問題で、その豆が元々持っているキャラクター(質)のこと。
トロミというかコーヒー液が舌を滑っていく時の粘質です。
普通の牛乳と特濃牛乳の差、と言えば分かりやすいですかね?

香りの評価に比べて分かりにくい評価でしょうね。
5年ほど前、カッピング評価が確立されていない時「苦味という評価も項目に入れては?」と検討されていましたが今現在も苦味の評価というのはありません。

ロースト(焙煎)の煎り度合いで苦味の差はつけますが、あくまでも強弱であって、その豆本来の質での苦味ではありません。

コクを求める場合、正直に店員に聞いた方が早いでしょう。
苦味を求めるなら深煎りをオススメします。